ブログトップ | ログイン

宝箱

なんでもない毎日が宝物


by ハムちゃん
プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る

美容師の真髄?

えー 私事ではありますが (私のブログなんだからあたりまえか?)e0005887_1654665.jpg

髪の毛を短~く切りました

こんなに短く切ったのは20歳の時以来
あの時はパーマもあてたので
今写真でみると


ジャクソン5の頃のマイケルに似ているような・・・^^;


ま、とにかく今回はパーマなしで
さりげなく初秋を意識した8トーンのピンクパールというカラーに染め
大人のショートヘアーを気取る

港区民 ドクロのTシャツ好き 主婦である  







ところで美容室だが

少し前まではいわゆるカリスマ美容師なるものに切ってもらっていた

彼は個性たっぷり

いつもてんがろハットで
クロムハーツを身に着けている

ハサミを天井高くまでピュウ~ンと放り投げ自分はその場で3回転してから
そのハサミをキャッチして刀のように腰にシャキシャキーンとなおす

なんてことをやってくれそうなほどのキャラをもっているおもしろい人だ
(すみません、実際にはそんなパフォーマンスはありません)
でもイナカッペ大将の歌は唄ってくれたりした

みんなに尊敬されていて腕のたつ有名なスタイリストさんだったけど
ちょっと飽きてきたので他の美容室を探してみた



やっぱり近くがいいと思い
自転車で家のまわりを走り一軒づつ外から覗いたりして様子を伺った  ←これかなり怪しい
トリートメントだけしてもらって店内の様子をうかがったこともある
ネットには港区の情報なんてほとんど無かったからだ

なかなか近所では気に入った店はみつからないのかなぁと諦めかけたとき
今のお店に出会った

私は友人の結婚式に出席する為どうしてもきれいで洗練させたアップをしてほしかったので
とても細かくいろいろと注文をつけ課題をつきつけた

その担当者はいやな顔ひとつせず見ず知らずの初めての客である私と一緒に
熱心に考えてくれた

こんなに親身になってくれたのだから思うような髪形にならなくても悔いはないとまで思った

でもこれがなかなかどうして見事にきれいに仕上げてくれたし良心的な値段の安さに驚いた



この時に担当してくれたスタイリストさんがこの
お店の社長についてちょっといい話をしてくれた


昔社長が他店の方でスタイリストをしていた時常連で来ていた母娘がいた

最初は娘が来て母を紹介して2人は何年も通ってくれていたのに
ある日突然ピタっと来なくなったのである

社長は2人のことがとても気になっていたけれどこちらから電話をかけるわけにもいかず
自分の店が飽きられてよそにいいところを見つけたのかなぁとも思ったりした
これは美容院の性なので仕方の無い事であるが元気でいるのかが心配だった

ところがある日
近所のスーパーで偶然にもその娘さんの方と再会したのだ
社長はとても嬉しかった!是非またお店に来てくださいと丁寧にご挨拶をして別れた
娘さんは暫く来られなかったのでお店に来にくくなっていたらしい

それからまたしばらくしてからその娘さんがお店に来たのだ

社長は気になっていたお母さんの事を思い切って聞いてみた

「お母さんは元気にしておられるんですか?」

「・・・・・」

娘さんはお母さんの話になると暗い顔になった

それから重い口を開くように話したそうだ

実は娘さんのお父さんがご病気になられたのでお母さんは仕事を辞めてずっと看病していたと
ご主人はかなり重病だという 
それでお母さんも体調を悪くしてすっかりふさぎこんでいて美容院なんてもう長い間行っていないというのだ


社長はそうだったのかと愕然として何か自分にできる事はないかと考えたが・・・

「それはほんとにご家族の方皆さん大変ですね。でもお母さんに是非ともまたお店に来ていただけるようお待ちしておりますと伝えてください」



それから暫くしてから遂にそのお母さんがお店に来られたのだ!

社長はとにかく嬉しかったが久しぶりに再開したお客さんは
看病で心身ともに疲れて以前とは雰囲気がすっかり変わってしまっていたのだ



自分にしてあげられる事は綺麗にしてこのお客さんを喜ばせてあげる事




そう思った社長はそのお客さんの了解をもらい

髪の毛を思いっきり短く切りイメージチェンジを試みた


カットが終わり



鏡を見てもらうと



お客さんは自分の姿をみて



暫く無言になってしまった



・・・・・・・・・




店内は静まり返った








するとお客さんが鏡の前で泣き出してしまったのだ!



社長はあせった



「あのぉ、髪型気にいりませんでしたか?」



「ちがうんです!あまりに綺麗にしてもらって・・・

おしゃれのことなんてずっと忘れていたので・・・

ほんとに嬉しくて・・・

ありがとうございます」



この言葉を聞いて

社長も泣き出し

それを横で聞いていたお店の人も泣き出し

お店の中が涙でいっぱいになったというのです


社長はこの時確信した



これが美容師という仕事の真髄や!







実は私もこの話を聞いてお店で涙が落ちてしまった
話してくれた人もうるんでいたような・・・




だからこのお店の人達はみんなお客さんへ接し方が他の美容室とはちょっと違う




最近私の夫もこの美容室を気にいって通っている
夫は帰ってくると毎回決まって
「俺、あのお店の人みんなすきやわ~」
という

そんな時私は自分がとてもいいことをしたような気持ちになって嬉しい

今日は夫のその言葉を聞いて前に聞いたこのお店のちょっといい話を思い出した







出会いとは不思議なものだ



そして私も人の為になる仕事をしたいと思う



いや、どんな仕事でも人の役に立っているんだよな



大切なのは心



心☆
by french_ham | 2005-08-12 15:56